朝6時にレセプションからのモーニングコールで目が覚めました。
というよりは、それ以前からすでに目が覚めていて、朝食が待ち遠しいくらいです。
水筒を持って1階のレセプション前に集合。
みんな揃ってホテル内のレストランへ向かいます。
すでに他の泊り客が賑やかに朝食をしていました。
6時半から私たちの朝食が始まり、コンチネンタルスタイルのビュッフェ(洋食)。
好きなものを好きなだけ食べていただける食事で、あつあつのブレッドや無農薬野菜をふんだんに使用した炒めもの、100%のフレッシュジュース、濃厚な味のヨーグルト等、お腹いっぱいに頂きます。
給仕が私たちのために、コーヒーと紅茶を沢山用意してくれたり、新しいお皿を用意してくれます。
食事がほぼ終わった頃を見計らって、日本人ガイドが、参加者の水筒を集めホテル側にお湯やお茶を入れてくれるように指示をしました。
7時半に再度手荷物だけを持ってレセプションに集まることを聞いて、各自の部屋へ一旦戻り、最後のパッキングをします。
重たい荷物とホテルに預けていく荷物は、廊下に出しておき、後でポーターがフロントまで運んでくれるようになっていました。
7時45分にガイドが、参加者の荷物を確認し、ホテルに預ける荷物にタグをつけてから半券を参加者に渡します。またトレッキング中に使う荷物はスタッフに渡して、車に積み込んでいきます。最後にトイレを済ませ、専用車に乗り込みました。
空港まで20分。朝霧が立ち込める幻想的なカトマンズ市内。しかし街はすでに動いています。
カトマンズでは学校の教室不足の為、朝6時から学校が始まります。家の手伝いをして遅刻して学校に行く子供も珍しくありません。
ツーリスト向けのお店はまだ閉まっていますが、現地人を相手にするお店は殆ど開いていました。
どのお店も朝の掃除を行い、道路に水を撒いて埃を立たなくしています。そして最後にお香を焚き、1日の商売の繁盛を神様にお祈りして仕事が始まります。
空港に近づくと、ツーリストを乗せた車が続々と空港内へ入っていきます。
入り口で警察官による検問があり、IDカードを見せて、一路国内線ターミナルへ。
国内線といっても体育館程度の大きさで、びっくりするほど小さいです。
駐車場に車を止めて、参加者の荷物を下ろそうとすると、ポーター達が群がって、我先に荷物を下ろそうとしてきました。
1人だけポーターを雇い、参加者は日本人ガイドと一緒に国内線の建物へ移動。後ろからポーターが全部の荷物を抱えて、私たちの後を歩いてきました。
建物の前でチケットの有無をチェックし、中へ。
すぐに手荷物のX線と身体検査がありますが、日本人ガイドが1人ずつ通訳してくれるので、安心して前に進んでいくことができます。
全員の身体検査が終わり、ポーターが大きい荷物をX線にかけてくれます。参加者は、ベンチに座って日本人ガイドや空港職員の仕事を見ています。全部の荷物の検査を終え、航空会社の前に並んでチェックインをし、搭乗券をもらいます。
搭乗券には、便名のみ記載されて、座席番号はありません。何処を見ても記載されていないのです。
えっと思われますが、これが国内線のチケットなのです。とにかく搭乗券を握りしてしめ、出発ゲートに向かいます。その前に手荷物検査。再度ガイドが通訳してくれ、その先の個室で再度身体検査をします。ここではナイフ類とマッチやライターの有無を念入りに調べます。無事終了すると搭乗券の裏にサインをして先に進むことができました。
出発ゲートの中にはインターネットカフェや売店などがあり、もちろん喫煙ルームもあります。
売店でもタバコが売られているのでご安心を。
出発時間が近くなってくると、航空会社の人が入れ替わり立ち代りして、便名と行き先だけをアナウンスして搭乗予定者を集めます。
モニターによる案内表示もあるのですが、更新されない為役にたちません。
飛行機を待つ人たちは、自分の飛行機かどうか常に聞きにいかなければならない状態ですが、ネパール語の話せる日本人ガイドなので、搭乗前の混乱も難なく通過できます。日本人ガイドにお任せ下さい。
私たちが利用する飛行機の案内がされていることを、ガイドによって知らされ、ガイドの後を歩いて空港外に待っているバスに乗り込みます。
その前に再度ボディーチェックし、マイクロバスに乗車します。バスは待機している飛行機前でストップ。乗客は急いで、飛行機の入り口へ・・・
実は早い者勝ちで飛行機の座席を取ることができるのです。
だから早く飛行機の前に並んで、ヒマラヤの山々が見え、シャッターチャンスが続く進行方向の右側の席を取るのです。
初めてネパールに来る人は、まったく理由を知らないので、ゆっくり列の最後に並びます。
あらかじめ日本人ガイドより参加者にその理由を話してあったので、どの方も我先にと列の最初に並びました。そして搭乗。スチュワーデスの案内で、右側の席から順に埋まっていきます。
そして最後にガイドが乗り込んだら、すぐに飛行機は出発! 滑走路に飛行機を進め、管制塔からの指示に従って離陸を始めます。乗客18人を乗せた飛行機は、200km西のポカラへ向けて出発!
高度が徐々に上がるにつれ、上空の薄い雲が手に取るようになってきた瞬間、北側には雄大なヒマラヤが雲の上に顔を出していたのです。
ヒマラヤまで直線で30kmの距離を保ちながら、30分間続くマウンテンフライト。
高度は4000m前後で、真下には2000m級の山々が見えるのですが、どの山も段々畑が頂上付近まで作られており、まさに段々畑で地図の等高線を描いているような風景が広がります。
カトマンズの北に聳えるのはランタン山群の山々。そしてトリスリ川を挟んで次に見えてくるのがガーネッシュ山群の山並みです。
右側の席に座っている人たちは、すでにカメラを手にとってシャッターチャンスを狙っています。
左側に座った人も身体を右側に寄せて空いている窓からヒマラヤを眺めます。
コックピットの扉も開いているので、前方からもヒマラヤも良く見えています。
前方に槍ヶ岳のような山が見えてきます。それはマナスルの山容です。
日本人に一番馴染み深い山。マナスルが真横になって来ると、PK29とヒマルチュリのマナスル3山が一番綺麗な形で見えます。シャッターチャンス到来です。
すでに前方にはアンナプルナ山群が見え始めています。ひときわ大きい山はアンナプルナ2峰(7900m)そしてその背後に8091mのアンナプルナ1峰です。
マッターホルン似のマチャプチャレが見えると、ポカラの街は近いです。
9時30分過ぎ、大きな湖の傍にあるポカラ空港へ国内線はすべるように着陸しました。
ポカラの街は湖の北側に大きな集落が形成され、風光明媚で有名です。
飛行機の扉が開いた瞬間、外気が暑いのにびっくり。それもそのはず、ポカラの標高は800mで、亜熱帯の気候に属しています。

最初に目に入るのがマッターホルン似のマチャプチャレ(6994m)です。
比高差6000mで天空を突き刺すように見えているのです。麓から頂上まで何一つ遮るものが無いマチャプチャレの山容に度肝を抜かれ、これから始まるトレッキングに興奮してしまいます。
すでにスタッフが首を長くして私たちを待っていました。
スタッフにトレッキングの大きい荷物を預け、専用車に乗り込んで出発!
街の何処からも見えるマチャプチャレを見ながら、一路トレッキング出発地点のナヤプールまで1時間のドライブが始まります。
ポカラ市内を抜けると広い畑地に出ます。そこに一本の舗装した道が・・・そこを80kmのスピードで走り抜けて行きます。
しかし風景が大きいせいか、まったく先に進んでないように感じてしまいます。
牛や水牛の群れが道路の横を行儀良く歩いているのもポカラならではの風景です。
公共バスが近づいてくるとバスの乗客が屋根の上にまで乗っているので、びっくりします。
山道を登り始めると今まで山の陰で見えなかった、他のヒマラヤが次から次へと見えて来ます。
どの山も7000m以上の標高があり、真っ白な雪を沢山被っています。
日本人ガイドの説明でマチャプチャレの所以(ネパール語で魚の尻尾)を教えてもらい、各山の歴史、この地域に住む民族の話を聞きながら車はヒマラヤの風景を抜けて行きます。
ノーダラ村で一旦車から下り、ヒマラヤの全貌を写真撮影します。 トイレ休憩も兼ねて10分程停車しました。
私達が写真を撮っていると、大きなお盆にジュースやピーナッツを載せて、しきりに売り込みを始めます。
私たちのカメラに興味をもって、自分の写真を撮って欲しいと願い出てくる子供も現れます。
彼らの目は本当に澄んで綺麗な瞳をしています。私たち日本人が生活の中で失った澄んだ瞳を、ネパールの山岳民族は皆持ち続けているのです。
車を走らせ、ナヤプールに到着!10:30分頃到着です。
私たちのポーターが道路の真ん中まで出て来て、迎えてくれました。ポーター頭が私たちのトレッキングの荷物を上手に同じ重さになるよう手際よく振り分けていきます。
いよいよトレッキングのスタートになります。参加者はここでトレッキングシューズに履き替えたり、ストックを出したり、トレッキングの支度をします。
出発前に近くのロッジでトイレを借り、準備体操をしてから出発。
3月なのに蝶やバッタが飛んでいて、そして何よりも驚くのが、セミの声がシャンシャンと聞こえるのです。
目の前には雪を頂くヒマラヤなのに下界は真夏の状態。気温25度で少し汗ばむ陽気のなか、トレッキングがスタート。
ナヤプール村はこの地域の玄関口となっています。
そのため荷役用のロバが沢山おり、荷役の仕事があれば、1頭60kgほどの荷物を背負って、隊列を組んで歩いていきます。先頭のロバには立派な化粧飾りが付けられ、どのロバの喉にも大きなロバベルが付けてありカランコロンと鳴り続いています。
バザールは100mほどの小さなものですが、食料から電器製品、薬や建築資材まで、都会の町並みと殆ど変わらない商品であふれています。
また金細工の店では職人が指輪を加工し、CDショップからはインド系の音楽が流れてきます。
誰の家で飼われているか分からない鶏がゆっくりとひよこを連れて歩いていたり、ヤギの群れがやってきたりと、動物園の中と思うくらい家畜が放し飼いされています。
20分ほど川に沿って作られた街道を歩くとビレタンティー村に入ります。
一軒のロッジの前で、キッチンボーイが私たちに手を振って合図しています。
ここで、お昼の準備をしていたのです。
ゲストの到着に合わせて、冷たいオレンジジュースが運ばれ、渇いた喉を潤します。
大きなコップに入ったジュースをもっと飲んで欲しいと継足しして来ます。
その後、手洗い用のバケツと石鹸とタオルが用意され、順々に手洗い。
食事が運ばれる場所へガイドが案内し腰を下ろして待っています。
頃あいを見計らって、3人のキッチンボーイが次から次へとあつあつの日本食を運んできます。
※ サパナではトレッキング中のお食事として専属コックが毎回に日本食を提供させていただいております。
お皿にハムと卵の入ったサンドイッチとポテトサラダ、更に野菜の炒めものが2品、インゲンのおひたしに、お漬物・味噌汁とご飯・・・そしてマンゴーのデザートが配られ・・・ ゆっくりと1時間の食事を愉しみ出発です。
すぐ先の吊橋を渡り、たもとにチェックポストがあります。トレッキング許可書を見せて、アンナプルナ保護区へ。私たちは左側の道を進みました。これから本格的なヒマラヤトレッキングが始まります。
なおも川に沿って作られた道を進んでいくと、数件の村が現れ、家の横に大きな水牛が横になって日向ぼっこしています。
庭先に竹で編んだ箱があり、そこに布がかけてあるのが見えます。
日本人ガイドがここで質問を出します。さてこの箱は何でしょう?と みんなが答えを考えるのですが・・・
答えは赤ん坊が今ここに入っていますと。この竹で編んだ箱はネパールの揺り篭なのです。びっくりした様子で、静かにその布を上げてみると、赤ん坊が目をこちらに向けて微笑んでいるのです。
今度は綺麗に積まれた石段を登り次の村へ。畑の畦の横を通りながらゆっくりと歩いていきます。
何処からか水色の制服を来た子供達がやってきます。
まだ5歳程度の子どもの様に見えるのですが、実は8歳の子供達。
学校から帰宅する途中で、家はどっちと尋ねたら、向こうにある山の中腹を指して、またまたびっくり。
ゲストはガイドにこのあたりの村には電気は来ていないのですか?と尋ねると電線見えました?と逆に尋ねられ、では夜はどうするの?と尋ねると、あなたならどうしますか?とまたまた尋ねられ、早く寝てしまいますと答えてしまう方が多いです。『ここではその生活が今でも当たり前のようにあります。』
日本にいると当たり前のように使うことができる電気もここでは、まったく未知のものだと初めて感じられることでしょう。
1時間歩いて休憩!そして30分歩いて休憩。
日本の山登りのように歩くことのみに専念するのではなく、思う存分ヒマラヤの景色を眺め、自分のペースで歩くのがヒマラヤトレッキング。
気に入ったところで、珍しい動物や可憐な花を見て写真を撮ったり、山岳民族の伝統的生活を垣間見ながらゆっくり歩くのがここでの歩き方。
夕方3時過ぎに今日の宿泊地 ヒレ村に到着。
ナヤプールで預けた荷物がいつの間にかポーターによって運ばれ、すでにテントまで張られた状態で、スタッフがまた私たちの到着を待ってくれています。
到着と同時に、暖かいオレンジジュースが運ばれ、ガイドの案内でテントへ。
テント内で荷物を出し入れしていると、各テントに洗面用のお湯が運ばれてきます。
このお湯は汗を拭くために用意してくれました。
トイレ場所の案内と食事の時間をガイドが一つひとつ丁寧に説明してくれます。
テント場をよく見ると参加者のテントの少しはなれたところにスタッフ用のテントが作られ、夜間の警備として使用します。
警備は物取りの心配と家畜が夜侵入してこないかという2つの意味があります。
夕方6時30分ごろからテント場の持ち主の暖かいロッジのダイニングで夕食が始まります。夕食時に備えて、ガイドは暖かい服装とヘッドライト、それから水筒を持ってきてくださいと説明しました。
6時30分には全員が集まり先ずは、ポップコーンが配られ、その後にすき焼き、温野菜サラダ、ご飯、味噌汁、漬物とお茶・コーヒー、紅茶が用意され、好きなだけ食べていただくスタイルで、食事が始まります。
どの食事もできたてのもので、熱くて美味しいものばかり。もちろん野菜は無農薬野菜。
今日は約3時間の歩きだったけど、皆お腹がすいて食欲旺盛。
どの方もお代わり続出!それに応えるように日本人ガイドを含めスタッフ4人で給仕を行い、夕食のひと時を愉しく過ごします。
ヒレは標高が1500m前後ですが、それほど夜間の冷え込みがきつくない為、夕食後外で満点に輝く星空を見ても寒さは気になりません。
夕食の終わりに、ゲストの水筒にお湯を入れていただき、夜間喉が渇いたら是非積極的に飲んでいただくことをガイドから説明を受け、また就寝後の寒さを心配される方には湯たんぽをお出しします。
明日のトレッキングのポイントと出発時間等の説明を聞き、テントへ入りました。
ヒマラヤの夜を始めて迎える人は興奮と一日の思い出でなかなか眠れないようです。
必ず参加者は日本では見ることの出来ない数の満天の星空を見てから休まれます。
サパナのトレッキングのスタッフ達
日本人ガイド:1名
ネパール人ガイド:参加者の数により1名から4名が同行
日本人ガイドのアシスタントとしてお手伝いします。トレッキングの経験も豊富で、日本語を話します。
コック: トレッキング中の日本の食事を作るコックです。
少し日本語が分かりますが、もっぱら美味しい日本食を作ることに燃えています。
ネパールの食事は苦手です。
キッチンボーイ:通常3人おりますが、多い時は6人ほどになります。
コックのもとで料理の下ごしらえを行ったり、食事の給仕を行います。
ポーター: 参加者の荷物やテントなど装備一式を目的地へ的確に運びます。
ポーターの頭を中心に隊を作って、お客様より先に目的地へ荷物を運び、5人以上になります。
小さい国内線や、専用車に乗ったり、歩いたり・・・と忙しい! いざ国内線に乗り込み、ヒマラヤの景勝地ポカラ直行! 青空に向って聳える神々しいヒマラヤに圧倒され・・・ 出迎えスタッフと合流し、専用車でヒマラヤドライブ! ポーターたちが私たちを待っててくれた。 日本の昔のような世界へタイムスリップ! 初日 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 2日目の行程 起床 6:00 ↓ ホテルで朝食 6:30 ↓ 空港へ 7:45 ↓ カトマンズ出発 9:00 ↓ ポカラ到着 9:30 ↓ ナヤプール着 10:30 ↓ ビレタンティー着 昼食 11:10 ↓ ビレタンティー出発 12:20 ↓ ヒレ 到着 15:10 ↓ 夕食 18:30 ↓ 就寝 20:20 宿泊地: 標高1500m 宿泊形態: 食事: 歩行時間: 高低差: |