3日目:

  山肌一面に咲く石楠花の森を歩いて、絶景の展望地ゴレパニ村(2800m)へ。
 こんな山奥でも色々な商売の方と行きかいます。
 天秤棒を担いで野菜を売りにいく人。日傘をさして歩くビジネスマン。
 ヤギの群れを追いながら歩く少年・・・


一夜明けて

 朝6時にキッチンボーイが皆様のテントに熱い紅茶(イラムティー)をお盆に載せて運んできてくれました。そのお茶をいただきながら村の景色を見ると、すでにヒマラヤというよりは日本の里山のような感じ。
 各家に水牛か牛が飼われ、子供がポリタンクに水を入れて石畳を歩いて行きます。
 ロバも草をもらって美味しそうに食べています。


 6時半頃洗面器にお湯を入れお配りします。そのお湯を使って洗面です。
 さっぱりとして心地よい気持ちになります。朝陽もあたり、トレッキング気分になります。

  7時の朝食まで時間があるので、日本人ガイドがゲストを連れてここに住んでいるグルン族の家を訪問します。蒔きで火を起こすかまどの作りや食べ物の貯蔵の仕方、そしてどのような食事をしているか、一つずつ説明してくれます。また彼らのお酒の作り方も説明してくれます。


 現地の暮らしや習慣を実際に民族の家の中を見せてもらうことにより、体験することができます。それにより山を歩くだけでなく山岳地域に生きる人々の姿を深く知ることができます。


 キッチンボーイが朝食の用意ができたことを教えてくれたので、ゲストと一緒に食事の場所へ・・・朝食はおかゆにお味噌汁、梅干と沢庵の漬物、目玉焼きにソーセージと無農薬野菜の炒めもの。


 ゆっくりと朝食をいただいている間に、スタッフがゲストのテントを一つずつ撤収していきます。30分ほどの間にすべてのテントは撤収され、ポーターに預ける荷物が外においてある状態になっています。


 朝食後、ゲストに荷物の最終チェックをして頂き、澄んだ荷物からポーターが担ぎやすい形に整えます。
 ポーターは私たちより先に次の目的地ゴレパニへ出発!

  私たちは、貴重品と雨具と水筒などを持って8時頃出発。
 昨晩の夕食時日本人ガイドから今日の行程をあらかじめ聞いていた為、何処のポイントを注意するか分かっいてますが、ヒマラヤを早く見たい気持ちが足の速さに繋がり、最初からハイペースになります。


 ヒレ村から20分先のティルケドゥンガで10分ほど休憩を取ります。
  歩き始めてすぐなのに10分の休憩が多いと思うかもしれませんが、これが一番大切なことなのです。

  これから先ウレリ村まで600mの急登が続きます。
 朝一番の身体は未だ眠っている為、無理をすると、怪我の原因になります。
 そのためあえて身体を一旦休ませてから登るのがポイントです。この坂はすべて石段ですが、ステップの高さが低い為、登りやすい坂でもあります。


 約1時間30分かけて登るとウレリ村が見えてきます。右前方にはアンナプルナサウス7100mが輝いて見えています。
  ウレリ村でも15分ほどの休憩をとってから、山に沿って100mほど登っていきます。
 ここまで登ると石段も終わり、土道になります。


ヒマラヤを見ながらの昼食

 11時過ぎお昼の予定地バタンティーに着きました。すでにコックやキッチンボーイが先回りして昼食の準備をしています。私たちの到着に合わせてジュースが運ばれます。

 30分ほどゆっくりしていると、昼食が運ばれ、景色の良いところなので、外のテーブルで雄大なヒマラヤを見ながらの昼食になりました。
 ウドンとスープが運ばれ、次に薬味とわさびそして野菜天婦羅がつづいて運ばれてきます。その後青梗菜とトマトの炒めものとデザートが運ばれてきました。


 標高が2300mほどにも関わらず、セミの声もまだ聞こえます。雲ひとつ無い空にヒマラヤの白が非常に眩しく見えています。

 昼食も1時間たっぷりととり、午後からのトレッキングに備え水筒にお湯を入れます。
トイレも済ませ12時45分出発!5分ほど歩くとまた村が現れました。
 日本人ガイドの説明で、この村もバタンティーということを知りました。
 バンタンティー村は2つに分かれ先ほどの村が下部の村ででここが上部の村ということです。

石楠花の森へ

 少しずつ樹高の高い木が現れてきました。ここからゴレパニの石楠花林がスタートです。
 更に進むと小さな橋を横切りまわりの木々を見ると真っ赤な石楠花が満開に咲いています。


 日本の石楠花のような小さい樹はここにはありません。
 目に入る木々はすべて15m以上の大木です。まばらに生えずに石楠花ばかりが生えているのです。石楠花林を抜けるのに3時間以上かかります。


 バタンティーを出発して真っ赤な石楠花の森を2時間ほど歩いてナンゲタンティー村に到着です。
 村といっても4件ほどのロッジがあるだけなのですが、ここの周りも石楠花です。
 見渡す限り石楠花に彩られた山並みが続きますが、ゴレパニ村までもうひとふんばりです。


 登山道が石道から土道に変わり傾斜がだいぶ緩やかになってくるとゴレパニ村は近い証拠。私たちはゴレパニ村に着きました。青いトタン葺の屋根がゴレパニ村の特徴です。
 しかし閑散とした村のように感じます。というのも実はゴレパニ村は上部と下部に村が2つに分かれ、私達が泊まるのはここから15分先歩いた上部の村で宿泊します。

 かつてはこの下部の村が栄えていたのですが、峠の北側にツーリストが泊まるようになってから、ロッジがそちらに多く作られ、殆どのツーリストは上部の村に泊まるようになりました。
 上部の村の魅力はなんといってもヒマラヤの絶景をどのホテルからも見ることができることです。


 私たちの泊まる場所はいつも決まっていて、アンナプルナ1峰が真正面に見えるテント場です。テントのジッパーを上げると、アンナプルナ1峰とアンナプルナサウスが聳えて見えます。

  昨日同様にお茶が配られ、そして洗面器のお湯も配られ快適に着替えができます。
 ゆっくりと着替えていてはもったいないとばかりで、すぐに暖かい格好をして、カメラ持参で外へ出ていきました。


夕焼けまでもう少し時間があるので、一旦ロッジのダイニングに入ると、すでにお茶とネパール製のビスケットが用意され、ヒマラヤを見ながらティータイムが始まります。

圧巻 ヒマラヤの夕焼け

 オーナーが早めにストーブに薪をくめ、暖かい部屋で会話も弾んでくると、西の空の色が少しずつ赤くなってきます。
 カメラを持ってすぐに外に出かけ、テントの中に入れてあった三脚を出し、カメラを固定して撮影会が始まりました。日本人ガイドが魔法瓶とお菓子を持って、お客様1人ずつにお茶を配りながら、その瞬間を待ちます。

  ヒマラヤの頂が赤くなり始めると、カメラシャッターを切る音がカシャカシャと続きます。そしてひと段落した後、日本人ガイドが山の説明を始め、地図を広げてどの山がどの高さでと・・・話が弾みます。
少しずつ寒さを感じるようになったので、再びロッジへ。


 窓越しにヒマラヤの贅沢な風景を見ながら、夕食が始まりました。今晩のメニューは、日本のカレーと地鶏を使った料理です。
 オクラのおひたしと温野菜など8種類の食事がテーブル一杯に並びます。もちろんすべてヒマラヤで育った無農薬野菜です。最後に少し温められたマンゴーデザートが出てきました。


 ゴレパニコースで一番標高が高い宿泊地の為、ゲストに湯たんぽも用意されています。
 日本人ガイドは頃合をみて明日の予定について、詳細な説明をします。


 『明日は皆さんにヒマラヤの絶景を見ていただこうと思っております』というと、参加者の中から今日見た景色を越えるのですか?と質問が出るくらい、参加者は感激しているのです。
 『そうです。今日よりももっとすごい景色をお見せしますから、早く寝ましょう』
 翌朝の起床時間、気温、道具とカメラの準備とどの角度で陽が登ってくるか詳しく説明を受けました。


 カメラ撮影をされる方に必要な情報を的確に教えてくれます。その後各自のテントへ戻ります。 ふと見上げる夜空には日本では見られない数の満点の星空と天の川が手に取るように瞬いていました。 そして東の空が少し明るいので、もうすぐ月が昇ってくるのが分かります。

 月が昇ってくるとヒマラヤを幻想的に照らします。月明かりに照らされたヒマラヤが暗闇の中で白く浮かんで見えるのです。翌朝に備え21時には皆夢の中へ入っていました。

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ゴレパニ村へ9日間で巡るトレッキング

 3日目は、ヒレ村から石楠花街道を歩いてゴレパニ村へ!

 6時にキッチンボーイが持ってくるお茶で目覚め!

 山の中の色々な生活を見ながら・・・

 ヒマラヤを仰ぎながらいただく昼食!

 15m以上もある石楠花の木を見上げ・・・

 ヒマラヤの絶景が望める村ゴレパニへ到着


 初日

 2日目

 3日目

 4日目

 5日目

 6日目

 7日目

 8日目


3日目の行程

起床
6:00

ロッジで朝食
7:00

出発
7:45

ティルケドゥンガ到着
8:05

ウレリ到着
9:55

バンタンティー着
昼食 11:20

バンタンティー出発
12:45

ナンゲタンティー着
14:30

ゴレパニ 到着
15:40

夕食
18:00

就寝
20:00

DATE

宿泊地: 
ゴレパニ 村
標高2800m

宿泊形態:
テント泊

食事:
日本の食事

歩行時間:
6時間10分
※ 休憩時は含めない

高低差:
1300m

トイレ:
清潔で良い


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