初日

 ヒマラヤの咲く 幻の花 ブルーポピーを求めて・・・
 お花好きのご婦人が大満足するトレッキング【14日間】に出かけてきました。


期待を胸に日本出発

 真夏の夜、今回のツアー参加者は関西空港の4階中央案内所前に集合です。
 空港の23時は、タイ航空利用のお客さんだけが行きかう、静かなフロアーに様変わりします。7月15日を過ぎたらタイ航空を利用する人の層も変わり、バンコクへバカンスを楽しみに出かける学生が急に多くなります。

 今回は、ヒマラヤに咲く幻の花ブルーポピーを見に行くトレッキングに、全国からお客様が集まってくれました。関西空港以外の空港が近い参加者もおられましたが、関西空港以外の空港より出発すると、経由地のバンコクで一泊します。関西空港を利用すると、バンコクでトランジットして、同日の昼過ぎにカトマンズに到着できます。
 外気の湿気もロビーの中には伝わらない空港内は、本当に快適です。23時30分全てのお客様が集合場所に揃い、ガイドより自己紹介がありました。 旅なれた参加者もいれば、海外トレッキング初めてな方もいらっしゃいます。 緊張とこれからはじめるトレッキングの興奮が深夜のフライトにも関わらず、参加者の目を輝かしているようです。

 ガイドが参加者のパスポートを集め、参加者の代わりにチェックインをし、全ての荷物をカトマンズで受け取れるようにします。参加者の方の席のリクエストも同時に行い、全ての方が窓側に座れるように手配しました。 ガイドの手から参加者へパスポートと搭乗券を、1人ずつ確認しながら手渡していきます。チケットに書かれていることをゆっくり説明しながら、同時に参加者からの質問にガイドが丁寧に答えていきます。
 出発まで参加者は深夜の空港を見学したり、免税店でお酒を購入したりと楽しんでいます。

 1時20分アナウンスが入り、搭乗が始まります。ガイドよりパスポートと搭乗券を手元に用意した状態で、列に並んでいただくよう指示があり、順にチェックを受けて機内へ入りました。
 ガイドが入り口においてある日本語の新聞を数部取り、参加者に配ります。 タイ航空利用客全員が機内に入ったところで、飛行機は扉を閉めて動き出しました。 滑走路に飛行機が移動していくと、窓越しに見える関西空港の様子は、本当に静まり返ったような感じに見えます。私達の乗る飛行機だけが動いているのです。

出発

 勢いよく加速し飛行機が滑走路から離れていきます。 水平飛行になると、軽食のサンドイッチとおむすびが順に配られてきます。 周りの席も空いているので、横一列を利用して横になって寛いでいる方もおります。機内の電気も消えバンコクまで寝ていくことが出来ます。到着1時間前に朝食が配られ、5時間30分のフライトで、南国のバンコクへ到着します。

バンコク到着

 関西空港同様なモダン的なガラス張りの綺麗な空港に降り立ちました。 2006年秋に開港した空港で、以前の空港をはるかに凌ぐ大きさのロビーは、まさに巨大なデパートのような感じです。
 24時間開いている多くの免税店が私達の目を釘付けにしました。世界各地から集まってくる旅行者はここを利用しているのがわかります。
 参加者の方は、免税店を一軒ごと吟味しながら買い物を愉しんでいます。タイ式マッサージを1時間や2時間と長時間にわたり、身体をほぐしたりと時間を愉しんでいます。 約5時間のトランジットもあっという間に過ぎてしまいました。

 これからヒマラヤの国ネパールへ出発するため、電光掲示板で出発ゲートを確認し、ガイドの後を一緒に移動します。 ゲート前で、手荷物検査とボディーチェック。階段を下りて出発ゲートに入ってベンチに座ってアナウンスを待ちます。
 秋や春と異なり、この時期ネパールに行く人はネパール人ビジネスマンばかりです。 トレッキングシーズンの時は半数以上が外国人でしたが、今は殆どがネパール人です。 親子ずれのネパール人も目にします。

バンコク出発

 搭乗のアナウンスが始まり機内へ。窓越しに見える滑走路には、数分おきに離着陸を繰り返す飛行機が見えています。
 バンコクの空は、厚い雲が立ち込め、モンスーン特有の天候です。雨はまだ降っていませんが、これから大粒の雨が降ってくるのでしょう。 ネパールもこの時期雨が降るので、このような雲を見るのだろうとガイドに尋ねると、 『ネパールはバンコクの雲とは異なりますよ。どう違うかは皆さんの目で見てください。』 と答えてくれました。離陸です。

 飛行機は南国特有の厚い雲の中を飛びながら高度を上げていきます。機内表示が7000mをさしてから雲を抜け、太陽が照りつける雲海の上を飛行していきます。 何処を見ても雲海の景色です。所々積乱雲が柱のように見えています。
 機内では昼食の準備が始まりました。 ドリンクが配られ、マトン(羊肉)かチキン(鶏肉)の食事選択があります。参加者は食べ慣れたチキンをチョイスしていきます。 参加者はスパイスが効いた美味しいタイ風味の鶏肉を食べながら、赤ワインなど好みに合う飲み物を飲んで機内での食事を満喫しているようです。
 外国人乗客が少ないせいでしょうか。乗務員が飲み物のサービスを何度もしてくれ、参加者は上機嫌で飛行機の旅を楽しんでいます。

 昼食後、ネパールビザ申請用紙と入国カードが参加者に配られますが、事前にガイドが記入してあるので、心配いりません。
 ネパールに到着する迄に一時間となってきました。いつもならここからは世界第3位のカンチェンジュンガ(8586m)が見えるはずなのに、小さい窓から一生懸命覗いても今は真っ白な雲しか見えません。 参加者の誰もが期待していたヒマラヤが見えないので、少しがっかりしていると、エベレストのほんの先だけがみえているとアナウンスが入りました。 参加者はカメラを取り出し、右側の窓越しにエベレストを探しています。ほんのちょっとだけど、雲の上に出たエベレストが見えています。それ以外は全て真っ白な雲の中です。

 飛行機が下降し、着陸態勢に入りました。窓越しには雲の中を通過している以外何も見えません。 視界が開いた瞬間、緑色に輝いたカトマンズ盆地が眼の中に飛び込んできました。 等高線のように見える綺麗な棚田が全て緑色に染まっているのです。
 ガイドより『今畑で植えられているのがお米の苗です。』と知り、その風景をビデオカメラで撮っています。 カトマンズ盆地周辺の山々は日本の棚田とは比べ物にならない大きさで、標高2000mを越える高さまで続く棚田が作られています。
 小さい家が畑の中にかたまって集落を形成しながら見えています。
 私たちを乗せた飛行機は滑走路を滑るように着陸しました。

カトマンズ到着

 外は雨が降っていないようです。滑走路が乾いていますが、所々に水溜りもあります。ネパール時間で12時50分ほぼ定刻どおりに到着しました。
 飛行機が空港の建物の傍で止まりました。一斉に乗客は立ち上がり上部の荷物を下ろし始め、タラップ車が飛行機の横にゆっくりと取り付けられていきます。
 飛行機の扉が開きました。 雨季のネパールに来たので、外気の湿気が非常に気になりますが、外から入ってきた空気は、それほど湿気を感じません。むしろみずみずしい感じのように思えます。 階段を下りる時、見上げる空は雲の隙間から太陽が少し出ていました。

 他のお客と一緒に小さい空港へ歩いて行きます。先ずは入国審査とネパールビザの申請です。 入り口で1人30ドル分の紙幣を渡し、ネパールビザの申請を行います。横の係官にパスポートと写真1枚、それから入国カードを渡して待ちます。ガイドが全てサポートしてくれるので、言葉が出来なくてもまったく心配いりませんでした。 3分ほど待つと、ネパールビザが貼られたパスポートを返却してくれます。ガイドがその記載事項をチェックし、1人ずつ参加者に手渡ししてくれます。

 参加者全員の手続きが終わり、下の階へ移動し、関西空港で預けた荷物を受け取ります。 荷物用のカートを用意し、ターンベルトから出てくる荷物を待ちます。 ネパール人ビジネスマンが多いので、出てくる荷物もテレビやラジカセなどといった電化製品がよく目につきます。
 私達の荷物が出てきました。全て荷物を引き上げ、税関申告です。 税関に申告するものが無いため係官に書類を提出し、空港の外へ向ってカートを押していきます。 空港の外ではポーターやタクシードライバーなど多くのネパール人が、ツーリストを待ち構えています。

スタッフから歓迎を受ける

 客引きの中を振りぬけていくと、私達のスタッフが笑顔で待っていてくれました。 彼の方からナマステ(こんにちは)と。参加者も一安心です。
 ガイドが参加者の荷物を車に乗るようスタッフに指示し、それと同時に参加者1人ずつにマーラ(花の首飾り)をかけられていきます。マリーゴールドで作られて綺麗な首飾りは、ほのかな匂いで、私たちを和ませてくれました。 その時の様子をガイドがビデオ撮影しています。

 専用車に乗り込みました。ネパール人スタッフが助手席に座り、日本人ガイドがその後ろに座ります。 参加者の方はネパールの町並みを見ながらびっくりしている様子です。
 テレビで見たような混沌とした町並みで、またあまいような香辛料のようなお香のような匂いが漂ってきています。 車の窓を開け入ってくる風を心地よく感じながら、車はホテルに向っています。 ガイドがネパール人スタッフとネパール語で会話を始めています。 参加者がガイドをしきりに見ているようです。
 会話が終わると参加者の方からどんなことを聞いていたのですが、尋ねられ、ガイドは答えます。 『今日の天気や最新のトレッキング情報を聞いていました。昨日スタッフがこれから私達の行くトレッキングコースから戻ってきたので、その話を聞いていました』と。話してくれました。

ホテル到着

 ホテルのポーターが参加者の荷物を受け取りに出てきました。 フロントではチェックインの手続き、ウエルカムドリンクの準備など機敏に行ってくれています。 参加者の荷物が全て車から下ろされ、ロビーに入っています。
 ガイドから参加者に部屋の鍵が渡され、ホテル側から冷たいソフトドリンクが配られました。ドリンクを飲んでいる時に、ガイドは荷物の間違いがないよう、参加者の荷物にチョークで部屋番号を記載しています。
 ウエルカムドリンクも終わり、一段落した時点で、ガイドより案内がありました。 『参加者の方のお荷物は全てポーターが運んで行きますので、皆さんは手荷物と貴重品だけをお持ちになって部屋に行ってください。ポーターが順次お荷物を運びますので、部屋の鍵だけは開けて待っていてください。 私も皆さんの部屋に行き、トイレやシャワーのチェックを行います。』と、説明がありました。

 各自部屋に行き、ガイドがチェックしていきます。 『ネパールは電力が不足している為、この時期は電力が来ない時間もあります。その際にはこのローソクを利用してください。また日本より3時間15分遅れていますので、時計を直していただくと同時にネパール時間の5時30分に再びロビーに集合してください。それまでは自由行動ですので、ゆっくりと寛いでください。両替も外出時にしますので、心配なさらないで下さい』 と説明していきます。

市内散策へ

 5時30分になると参加者全員が傘を用意して、またトレッキングシューズに履き替えてロビー前に待っています。
 外は曇っていますが、夜になると雨になります。道路も舗装されていないので、雨が降っても大丈夫な格好としてトレッキングシューズをお願いしています。
 街中は埃がまったく感じられません。車の排気ガスも気にならないくらい綺麗な街に思えるカトマンズです。 ゆっくりとおみやげ物を品定めしながら、また明日から山に入るので、私設の両替所で両替をして、トレッキング地図も購入してから、予約を入れてある日本食レストランへ入りました。

 レストランには私たち以外観光客は誰一人いません。 オーナーとガイドが話をしています。この時期は日本人が訪れないので、大変だと教えてくれました。 先ずは、熱いほうじ茶が配られ、冷たい冷奴がオクラを上に載せて運ばれてきました。 レストランからのサービスとのことです。
 ガイドが日本語の新聞を参加者に配り、目を通していると美味しい匂いがしてきました。 野菜の天婦羅となすチリの料理です。すぐ後に豚肉の野菜味噌炒め、地鶏のから揚げ、トンカツです。どれも無農薬、無化学肥料で育てられたものばかりを使用した食事です。 美味しい美味しいと言葉が飛び交っています。

 食事もほぼ終わり、ガイドより明日から始まるトレッキングの説明があります。 また空港からホテルに向う際に説明が途中だった話も続けて話をしてくれました。 どの説明も参加者は真剣に聞いています。 そして最後に参加者からどんな小さい疑問や質問があってもガイドは適切に分かりやすいように答えていきます。

 外はいつの間にか雨が降り出していました。 ガイドの計らいで、人力車がレストランの前で待機しています。 一台に2人ずつ乗り、先頭の人力車にガイドが乗って列を組んで、ホテルまでの5分を風と雨をきって走っていきます。 初めて乗る人力車がいかに楽しいのでしょうか、どの人力車からも参加者のはしゃぐ声が聞こえてきます。またカメラで沢山撮影しているようでした。
 雨にも濡れず、ホテルまで戻ってきました。参加者は部屋の鍵をもらい各自部屋に戻りました。 雨がしとしとと降るカトマンズの夜でした。

 
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1日目の行程

関西空港 出発
1:30

バンコク到着
5:00

バンコク出発
10:30

カトマンズ到着
12:50

ホテル着
14:00

日本食レストランで
夕食 18:00

就寝
20:00


サパナのトレッキング映像


旅行業 約款
  
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