昨日の宴をうっすらと思い浮かべながら朝を迎えました。
キッチンボーイが朝5時にお茶を持ってやってきました。すぐに洗面のお湯も部屋に届き、洗面をします。
ホテルの外では、大きな音をたてて専用車にトレッキングの荷物が積み込まれていきます。コックが中心になって朝食の準備がされ、ダイニングに朝食の用意が出来、参加者の来るのを待っているようです。
参加者は5時30分から始まる朝食に合わせて部屋からダイニングへ移動し、席につきました。
キッチンボーイがお味噌汁を運んできました。その後に目玉焼きが上に載ったご飯が運ばれてきました。
更に、野菜のおひたし、佃煮、沢庵が運ばれてきます。熱いお茶を飲みながら朝食が始まりました。
また、焼きたてのパンケーキも運ばれてきました。30分ほどの朝食ですが、参加者は沢山頂きました。
今日はトレッキングでもないのに、どうして早く出発するかガイドに尋ねると『遅く出発するとカトマンズ市内の渋滞に巻き込まれてしまいます。そうすると皆さんがホテルに到着するのが遅くなり、大変になりますので、少し早めに出るのです』
トレッキングだけでなく、ホテルに着く時間のことまで心配してくれていることに感激でした。
私達の食事も終わり、食器の片付けも終わり、出発です。
ロッジのオーナーにお礼を告げ、参加者は専用車に乗り込みました。スタッフは6時15分に出発するチャーターバスに乗って帰ります。
私達のトレッキングが最高のものとなるよう毎日尽力してくれたスタッフともここでお別れです。手を振って最後のお礼をしました。
スタッフもバスの窓から身を乗り出してそれに応えます。
参加者を乗せた専用車はランタン谷に別れを告げて出発しました。
専用車はバスと違って速く、あっという間にシャブルベンシが小さく見えるところまで上がってきてしまいました。
上からその様子を見ているとスタッフが乗ったバスが車体を左右に大きく振りながら、エンジンをうならせて走ってきます。
1時間30分ほどでドゥンチェの村に来ました。一旦車から下りてトイレ休憩です。北の方角を見るとうっすらと国境に聳えるヒマラヤが見えていました。
再び出発です。水平道を進みながら、徐々に下ります。行きしポーターを集めていたリムチェの村を通り過ぎ、検問のところまで来ていました。行きと同様ネパール人スタッフだけ降りて検査です。
その後、車に乗り込んでスタート。
どんどん高度を下げていきます。
はるか向こうにはトリスリバザールの集落が見えています。植生も変わり亜熱帯性の植物が目に入ってきました。
バナナやラン、ブーゲンビリアなど日本でもおなじみの植物がここでは民家の軒先に当たり前のようにあります。
10時30分、トリスリバザールに着きました。行きに昼食をとったレストランで早めの昼食です。
トリスリバザールで昼食
今回もコックが昼食を作ってきてくれていました。
おにぎりにソーセージと野菜の炒めもの、鶏肉のから揚げ、ゆで卵、レストランからネパールのラーメンを注文し、参加者に配られていきます。
日本のインスタントラーメンと同じ味でびっくりです。
すでに標高は500mになり、だいぶ暑いです。
気温も25度を越え、汗ばむ陽気です。ヒマラヤから離れてきたので太陽が顔を出して照らしています。
45分の昼食も終わり、最後に冷蔵庫で冷やされていたスプライトで喉の渇きを潤しました。
カトマンズへ向って・・・
ドライバーもネパールの食事を済ませ、車の中から参加者が集まるのを待っています。参加者は再び車に乗り込んでカトマンズを目指します。
道路も舗装された道に変わり、先ほど以上にスピードが出ます。カトマンズまであと3時間の道のりを愉しみます。
トリスリバザール一帯は大きな水田が広がり、稲の苗が少しずつ大きくなってきていました。緑色の水田を見ながら、心地よい風を受けながら車は風を切って走ります。
登り道にはいっても車は快調に進んでいきます。大型の車を追い越していつの間にかカカニの丘まで来ました。再び、トイレ休憩をかねて車から降ります。
来た道を見下ろすとバスやトラックが何台もゆっくりゆっくりと登ってきます。私達がトレッキングしていた歩き方にそっくりで笑ってしまいました。
ドライバーはおいしそうにミルクティーを飲んでいます。参加者もよばれてご馳走になりました。
ここのミルクは牛のミルクを使っているとのことでした。日本の牛と似た品種ですが、日本の牛の比べ痩せこけた牛です。1日10リットルほどしかミルクが取れないとのことで、気の毒になってしまいました。
ゆっくりした休憩も終わりカトマンズまで一気に下ります。
安全運転に注意しながら、100万都市カトマンズまであと少しです。
午後14時過ぎ、カトマンズ市内に入ってきました。車の多さに改めてびっくりし、牛やリクシャ、バイク、車に人が一緒になって通る道を抜けていきます。今まで山道ばかり歩いていたので、賑やかな街並みを見ながらホテルに着きました。
ホテル到着
ホテルに入り、ガイドがチェックインしています。すぐに鍵をもらい各自手荷物だけを持っていきます。大きい荷物はポーターが各部屋まで運びます。
出発前にホテルに預けた荷物のタグをガイドに渡して部屋に行きました。
ガイドは、ホテルに預けた荷物を確認しながら、持ち主の部屋に荷物が確実に届くよう指示していきます。
ガイドと一緒に荷物が届き、部屋の状態を確認していきました。
ゆっくりお風呂に入りトレッキングの疲れをとります。
夕食
5時30分前には全ての参加者がそろい、カメラを持って日本食レストランへ。
雨が少し降っていますが、傘を広げるほどでもありません。閑散とした通りにはツーリスト向けのお店が建ち並び、私たちを釘付けにします。
ゆっくりお店を見ながら日本食レストランへ着きました。
今日も私たち以外誰もお客さんはいないようです。山に入っていた日の新聞を捜し、参加者が順番に見ています。
お店の方から冷たいお茶が振舞われ、喉を潤します。
枝豆と冷奴のサービスがあり、しょうゆをつけペロリ。
禁酒をしていた方は、冷たいエベレストビールを注文。順に美味しい日本食も出てきました。
食事を頂きながら、今回のトレッキングの話題で盛り上がっています。お店の方も私たち以外の客がいないため、話の中に加わってより盛り上がります。
参加者が持ってきたカメラの中からブルーポピーの画像を店の人に見せたところ、初めて見た花と聞き、参加者は驚きました。街中に暮らすネパール人にとっては、トレッキングや高山植物は無縁の世界なのでしょう。参加者はお店の人にトレッキングの素晴らしさを熱く語っていました。
2時間ほどの夕食を頂き外へ。今回訪れたランタン谷の写真や絵葉書を買い、またカレンダーも買いながらホテルに戻りました。
ガイドが『明日の朝食時間を7時30分』と説明し、各自部屋に戻りました。久しぶりのカトマンズの夜、喧騒と興奮が再びやってきました。トレッキングの興奮も冷めていない夜が長く感じました。