7日目:

 今日の行程は、キャンジンゴンパからブルーポピーの群落傍にあるカルカへトレッキングします。

起床:

 雲が谷に沿って雲が流れていきます。雨の降りだしそうな天気の中、キッチンボーイの声で目覚めです。
 温かい紅茶をゆっくりと飲みながら外の景色を見ています。 2日間ゆっくり滞在したロッジには、荷物が広がり、鞄に詰め込むのがたいへんです。
 キッチンボーイが今度は洗面器にお湯を入れて運んできました。 朝食が7時から始まります。
 ポーターに預ける荷物と参加者ご自身で運ぶ荷物に分けて、部屋の外に置かれます。ガイドがポーターに預ける荷物を持って外へ運び、ポーターは荷造り用のドッコ『竹で編んだ籠』を用意して、参加者の荷物を上手にパッキングします。 参加者はダイニングへ。

朝食:

 雲が早く抜けていく外の様子を見ながら朝食をいただきます。
 今日は4300mのカルカへ登る行程です。ご飯を中心にしっかりとした食事です。 わかめと大根入りのお味噌汁、焼いたお餅、温野菜サラダと漬物が続いて出てきました。 熱いお茶を飲みながら、ゆっくり食べます。
 
 約45分の朝食を終えると、トレッキング中喉が渇いたら飲むためのお湯を、水筒にもらいます。

 すでにポーターは参加者の荷物を担いで、お花畑を歩いて行きました。 参加者もトイレを済ませ、雨具の準備をしています。 8時にオーナー夫妻にお礼をしてキャンジンゴンパのロッジを出発しました。

トレッキングスタート:

 昨日訪れたヌバマタンカルカへの道を再び歩きます。アネモネの白いお花畑を抜けて歩いていきます。 昨日は見ることができなかった蝶が風にのって楽しそうに舞っています。
 蝶を追いかけるように私たちは花街道を歩いていきます。

 チェリコリピークから流れてくる川を渡ります。 昨晩降った雨の影響でしょうか?昨日より水かさが増えています。そのため、下流に渡渉する場所を探し、水かさが少ないところから飛び石伝いに越えていきます。
 ガイドとスタッフが裸足になって、参加者の手を引いてサポートしてくれます。水の多いところはガイドに担いでもらって渡渉しました。
 ヒマラヤの氷河を源にした川は常に豊富な水量で流れています。 参加者全員が渡渉し終えてから大きな石の上に腰をかけ休憩です。
川原にも紫色をした花や、黄色のキク科の花、サクラソウなどがびっしりと咲いています。

 天気が朝よりも少しずつ良くなってきました。ヒマラヤの頂だけは厚い雲に覆われて、雪の被ったヒマラヤを見せてくれません。
 どこからか鳥のさえずりも聞こえてきます。 ガイドの合図で出発です。ゆっくりゆっくり色とりどりのお花を愛でながら歩きます。珍しい花を発見すると、参加者は声を掛け合い、写真を撮ったり、描写したりします。 ネパール人スタッフも参加者の笑顔を見て嬉しそうです。

ゆっくり高度を上げていく:

  ガイドより、『ここから徐々に高度を上げていきます。今以上にゆっくり歩いてください』と説明がありました。 足元にはお花が咲き、登りもそれほど苦になりません。

 キャンジンゴンパを出発して2時間程経ちました。2軒のカルカ跡があります。
 カルカ周辺の山肌はピンク色をしたトラノオが辺り一面びっしりと咲いています。白いアネモネも風に揺られながら私たちを歓迎してくれます。 更に水辺に咲く黄色いサクラソウが何故か群生をしています。 その中に入って写真撮影!

 尾根に沿ってゆっくりゆっくり歩いていきます。何処を見てもお花が視界の中にあります。 左斜面がガレているところに来ました。そこには未だ見たことの無いピンク色をした星形の花が咲いています。 また眼を凝らしてみるとセーター系のお花が沢山咲いているのではないでしょうか。
 今回初めてみたセーター系のお花です。背丈も15cmほどしかありません。葉の表面には極細な糸で編まれた綿の服を着て、この寒さから身体を守っています。  

 標高4000mを越えるとカルカが見えてきました。カルカの横を通り抜けて進むと傾斜が緩くなります。
 10分ほど歩くと突然目の前に黄色いお花畑が現れました。お花畑の真ん中にうっすらと道がついています。  霧に包まれてしまい、視界は良くありませんが、フウロウ科の花だけが集まった大きなお花畑を作っています。ヤクが1匹花の上に横になって私たちを見ています。
 やがて大きな岩が沢山ある場所に出ました。両手でしっかり岩を掴みながら、滑らないように歩いていきます。
 岩のあたりで、動物の鳴き声が聞こえます。あたりを見回しても姿が見えません。 何の動物かなぁと思い、先にあるキャンプ地を目指します。

カルカ到着!

   キャンプ地に着きました。すでにスタッフは到着していて、参加者のテントを設営し始めています。 テントを設営する平らな場所も少ないので、テント同士がくっついているように見えます。
 氷河から流れ出ている水が湧き出して、水辺の横にキッチンテントが作られました。

 全てのテント張られ、参加者はテントに入りました。 昨日まではロッジを利用していましたが、ここにはロッジはありません。
私達のテントは、先ずテントの下にグランドシートを引き、8cmの厚さのマットを敷いて、快適な寝心地の確保と熱放射の遮断をします。テント前部には登山シューズを置ける十分なスペースがあり、テント内に靴をいれる必要もありません。欧米人サイズ3人用のテントを2人または1人で使用するので、広く快適です。 ダウン製の寝袋とでシーツ、枕まで用意してあります。 今日から2日間ここで寝泊りをして、ブルーポピーを見に行きます。

 時計を見ると12:30分です。コックが朝のうちに作ったお弁当を運んできました。キッチンボーイも温かいお茶を用意して、参加者のテントを順番に回っています。
 ガイドは参加者のテントを回りながら、快適にテント生活が出来るポイントを分かりやすく参加者に説明していました。テント場では折りたたみ傘が非常に役立ちます。
 参加者のテントから少し離れたところにトイレテントが設営されました。ここにはトイレが無いので、トイレテントがあれば雨が降っても安心して用を済ませることが出来ます。 少し遅めの昼食も終わり、3時30分まで自由時間です。

寛ぐ時間

 テント内では、参加者各自が荷物の整理等をしているようです。
 スタッフは昼食を食べています。キッチンテントの中でダルバートを沢山食べているのがテント越しに見えます。

 いつの間にか雨が降り出してきました。気温もそれほど低くないので、肌着とフリース1枚で十分です。 3時30分になり、キッチンボーイがお茶の準備が出来たことを伝えにきました。
 参加者のテントより少し上部に、ダイニングテントが設営されています。 大きなテントの中は、グランドシートが敷かれ、その上にマットが2敷かれています。参加者は腰を下ろしてお茶の時間が始まります。

 キッチンテントから熱いお湯を入れた魔法瓶が届きます。好みに合わせて飲み物を選び、魔法瓶のお湯を注いでお茶をします。 参加者は日本から持ってきたお菓子や羊かんを出したりと、ダイニングテントの中が賑やかです。
 ブルーポピーの話題になり、参加者から沢山質問がありました。 『 何処で見ることができるのですか?どのような条件で咲くのでしょうか?青以外の色もあるのですか?中国にある花と同じですか?』 など様々な質問に対してガイドはそれに一つずつ説明してくれます。
 『明日ここから先に行った場所にブルーポピーがあります。それを見に行きますが、今日ここに泊まることで、高山病になる方もおられるかもしれません。どんな小さいことでも、いつもと違うようだと思ったり、感じたりしたらすぐに私に言ってください。我慢をされることをしないで下さい』と。 高山病について、しっかりとしたレクチャーをガイドの経験を含めて分かりやすく説明してくれました。

 今のお客様の様子を見ている限り問題ありません。 『しかし眠くなったりすると、高山病が出やすいので、昼間のうちは寝ないで下さい。また出来るだけ積極的に話をしていただくことを御願いします。喉が渇けば、お茶を沢山飲んでください。トイレも沢山行くことになるかと思いますが、是非我慢せず行ってください。』と付け加えました。 『皆さんが今なさっていることが高山病を軽減する方法です。是非一緒にしましょう』と。 お茶の時間も終わりテントへ。

天空のカルカで夕食

 ロッジと異なり、夕食がいつもより早く始まります。夕食は5時30分からです。ここの標高は4300mを越えていますが、参加者はだれも高山病の影響は出ていません。
 キッチンから食事が運ばれてきます。今日のメニューはコロッケとオムライスです。 大きなお盆に食事がのせられ、参加者の前に一つずつ置かれていきます。 あつあつの食事をいただける喜びでいっぱいです。

 キッチンテントで食事を作るコックたちの威勢のよい声が聞こえてきます。
 朝参加者の荷物をここまで運んできてくれたたポーターは、再度キャンジンゴンパまで戻ったとのことです。 次回彼らに会うのは、あさっての朝です。 美味しく夕食を頂きながらも、ガイドは参加者の体調を常に確認しています。

 ガイドより、今日の夜は、『普段以上に水分をとってください。夜間目が覚めた時にも一口で構いませんので、水分をとってください』と説明を受けました。
 デザートにパイナップルが温められて出てきました。寒さを感じさせない心配りのデザートです。
 ガイドの説明が終わるのを見計らって、キッチンボーイが湯たんぽを運んできました。温かい湯たんぽを抱えながら、各自テントへ戻りました。只今の時間19時過ぎです。 スタッフは私達の食事の片付けをしながら、スタッフは自分たちの夕食を作ります。
 ろうそくで照らされたダイニングテントとキッチンテントが暗闇の中で、すごく印象的に見えました。 明日の天気を期待しながら深い眠りに落ちていきました。

 
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高山植物を毎日見ながらトレッキング

 7日目は、ブルーポピーの群落に程近いカルカへ移動し、キャンプします。

 昨日歩いた道を再び歩き、途中から高度を上げていきます。

 ゆっくりと登って行くと、セーター系の植物が現れてきました。

 目の前に、黄色い花だけでつくられた天空のお花畑

 ブルーポピーの群落に近いキャンプサイトへ到着!


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 初日

 2日目

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 4日目

 5日目

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 7日目

 8日目

 9日目

 10日目

 11日目

 12日目

 13日目



7日目の行程

起床
6:30

朝食
7:00

出発
8:00

カルカへ到着
12:30
昼食

午後はフリー

ティータイム
15:30

夕食
17:30

就寝
19:00


サパナのトレッキング映像


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